本城博士が殺したいほど憎んでいた人間 -ネウロ182話
第182話 幸【しあわせ】
■正解
弥子の当たって欲しくない推理は見事に正解。
流石は、お飾りでも女子高生探偵をこなしてきた事はありますねぇ。
「全ては…あのお方の指示じゃい」ということで本城は全く否定せずスグに認める展開に。
普通の探偵モノだと、
探偵「犯人はオマエだ」 → 犯人「何をご冗談を!あくまで推測でしょう?証拠はあるのか?」
探偵「証拠ならありますよ」 → 犯人「あいつ(被害者)がいけなかったんだ!」
という展開が一般的ですよね。
これが「ネウロ」というのもありますが、これは本城博士の心境を読み取れるヒントとなりました。
本城博士の頭脳なら弥子を欺く事は可能だったかもしれません。何故それをしなかったのは後術。
■本城博士の葛藤
全てを計算で説明しようとする本城博士は、計算では計り知れない存在に惹かれていったわけですか。
にしても、本当にシックスはドSですね。
「私が…人の苦痛の顔が大好きなのは知っているね?」とか、
弥子の父親を殺した竹田みたいなことをいっていますね。
さて、本城博士が自殺してしまったわけで…
笹塚刑事に引き続きキーパーソンがまたまた死亡してしまいました。もう終盤真っ只中ですね。
殺したいほど憎んでいる人間は自分自身だった。
第173話のあのセリフを思い出します。
本城「(刹那を殺した)犯人はわかっとる。殺したいほど憎んでいるが…どうしても殺す機が巡ってこない。」
殺す機が巡ってこないというのは、死を決断するきっかけがなかったということですね。
で、さっきの弥子の推理に対して本城博士が全く否定せずいきなり認めた事の話ですが、
本城博士は自分を殺すきっかけが欲しかった。
そのきっかけが今回の弥子の推理だった…ただそれだけの話です。
だから「ありがとう…すまない桂木弥子」と云ったわけなんですねぇ。
■葛西 vs 警察
ついに葛西を追いつめた警察達。
あっさり捕まる葛西じゃないでしょうが、前回の警察の決意の固さを見ると、
さすがに今回は警察も簡単にやられないと思いたいです。
ところで、ネウロが空気になっている件
画像(C) 松井優征 / 週刊少年ジャンプ