そもそも新しい血族なんて本当に存在するのか -ネウロ162話
第162話 紙【しゅうかく】
■葛西はたらけ!
ヴァイジャヤの死と共に闘いは一先ず幕を閉じました。
なんだかんだいってヴァイジャヤ一人に任して「まさかしくじったのかヴァイジャヤ!!」とか
云っている葛西が白々しくて仕方がありません。
今までの2人だって葛西が傍観しないで闘っていれば結果は違ったかもしれないというのに、
結局今回も最後は傍観して、「まさか!!」だもんなぁ…。
■そもそも論
新しい血族…
そもそもそんなやつ等が本当に存在するのかという話。
吾代は直感で云っていてすぐ取り消していますが、これはフラグですよ。
確かにシックスやシックスのクローンであるXは、人間の能力から並外れた存在である事は疑いようが
ありませんが、それでは果たして五本指の彼らはそこまで人間の能力から逸脱していたか?
答えは「否」。彼らが身体能力的に優れていたのはXの細胞があったからです。
それを差し引くと彼らが行ったのは全て人間でも実現可能なものばかりのはずです。
川を効率的に氾濫させるのも、地盤の弱点を付くのも、新薬を調合するのも並外れた頭脳をもっていな
ければ出来ないかもしれませんが、人間にも不可能ではないことばかりです。
シックス曰く「脳が違う」とは云っていたので当たり前と云えばそうですが…。
■暗号
一番最初に出ていた暗号化された日記ですが、有無さんが解いていたのでそちらを参照してください。
どうやら『シーザー暗号』とういのは結構メジャーな暗号みたいでネウロもスラスラ読めてしまったことからも
そこまで難解な暗号ではなかったということが分かります。
本城博士が「私にだけわかる暗号文で記してある」というのはどう考えてもハッタリでしたね!
そして、自分で暗号の解き方を忘れてしまったりテラに自分の豪邸を売却した理由を忘れたりと
とんだボケ老人じゃないですか…。
■ジェニュイン
葛西「いよいよ…指揮官様御自らの御出座しだな」
って、あんたは働かないのかい!
そんなわけで次回の相手は葛西ではなくて、「魔女」ジェニュインになるようです。
五行にのっとれば、ジェニュインの属性は『金』なのですが、「魔女」で「金」…。
錬金術師とでもいうのでしょうか。
ところで新しい血族が統率するであろう製薬会社『グリーンX』って『ミドリ十字』のモジりでしょうね。
■ネウロ回復
ネウロの回復具合は3割弱だそうです。
魔人探偵脳噛ネウロの凄い所は、主役であるネウロが全開で闘う事が稀なところだと思っています。
普通、主役が負傷して仲間が時間を稼いでいる間に回復して、主役が遅れて(当然体力全開で)参上みたいな
流れが王道じゃないですか。
でもネウロは必ず制限を持たせて戦いに挑むんですよねぇ。その辺に惹かれます。
画像(C) 松井優征 / 週刊少年ジャンプ