テラは仲間になりえるのか? -ネウロ第146話
第146話 杭【くい】
■狙いはネウロ
いつどこでやられるか分からないテロを防ぐのは不可能に近い。
しかし、新しい血族達は「人間達を殺す」より「ネウロを殺す」を重要視しており
それはネウロも知るところですよね。
警察もかなりテロを警戒しているとはいえ、やはりいつどこで行われるか分からないのでは
そう簡単に防ぐ事は困難…。でももし場所だけでも特定できたらどうでしょうか。
つまり、ネウロが警察に協力を要請するという形式です。
これがもし実現すれば、警察も相当働くことができますよね。
ただこれを実現させるには、「ネウロが地上で目立てない」という問題を解決する必要がありますが。
で、実際今回はいつどこでテロが行われるかと思ったら…
テラバカスw
「今日暇だからうちに遊びに来ない?」くらいの軽さじゃないですか!
それにしてもネウロに「今日は裸ではないらしいな」とつっこまれていましたが、
本当に身包み剥がされていなくてよかったですね。
だってもし全部剥がされていたら、ネウロに連絡する携帯もなかったわけですから…。
■テラの能力
属性が「土」というのはわかっていましたが、どのような攻撃をするかはわかっていませんでした。
テラの能力の一つ…土の声を聞くことができ、それをもとに大地の急所を見つけ出す事ができる。
急所に当たった(ポケモン的な意味で)
ほんの小さな…足で打ち込めるような小さな杭でも大地の急所を付けばこの威力!
もしこれが大々的な杭だとしたら大惨事は必至というわけですね。
■テラという人物
見ていれば散々バカキャラだとはわかるテラという人物。葛西も「テラはバカだ」と認めるほどバカです。
バカなキャラって敵でも憎めないものですよねぇ。
さらに以下のセリフを見てください。
テラ「ボクだって本当は…こんな事したくないんだ」
テラ「だけど葛西…正直あんまり気が進まないよ」
前者はネウロに云ったセリフ。これは敵であるネウロに嘘を付いたと考える事もできますが、
問題は後者の発言の相手は葛西だということ。味方である葛西に嘘を付くようなテラではないと
思いますし、本当に人間達を殺すのをためらっているのではないでしょうか。
さらにテラはネウロのことを
「なかなか気の合いそうな奴だったよ。違う時に会っていたら友達になっていたかもね」
とも云っています。
そりゃあ、Sのネウロに対して、Mのテラは相性抜群でしょうね!
さてここまで書いて何がいいたいかというと、テラの仲間フラグがあるのではないかということです。
可能性的にはそこまで高くないのかもしれませんがフラグくらいは立ちそうな予感がしました。
ただ問題はネウロが云っているようにネウロとテラは生物的に争う関係にあるんですよね。
早坂兄弟や吾代はおいておいて、ネウロの相手で今までこんな人物はいませんでした。
それはもちろん、ネウロの相手は本来悪意を持つ人間でないといけないからです。
だけどここにきて悪意が少ない敵…テラ。いつもと違う結末になる気がしてなりません。
画像(C) 松井優征 / 週刊少年ジャンプ