魔人の底力を発揮しネウロの反撃が始まる -ネウロ137話
第137話 ダニ【だに】
タイトルは正確には漢字だったんですが、変換できなかった為カタカナです。
■警視庁
次々と堤防が破壊されて、警視庁はパニックに陥っていました。
もはやいくつ堤防が壊れたかも分からず、洪水による停電で連絡がとれない地域が多い。
笛吹刑事は「…甘かった!!!」と漏らしていますが、
まさか今回も警視庁は役立たずなのでしょうか。
確かにXの行動単位から考えれば、ものすごく規模がでかい犯罪…テロになっているので
「まさかここまで」と思うのかもしれませんが、もう少し良いところ見せてほしいですねぇ。
■DRについて
DRの右手が変化できるのは、『Xの中で熟成された強化細胞を移植』されたことにより
可能になったそうなのです。
そのXですが今は研究所でモルモットになっているでしょうが、後半に人間側の味方になるような
気がします。Xは「自分が何者か」を求めて今まで行動してきましたが、自分がシックスのクローン
と判明した今どのような行動に出るか注目です。
もっともシックスの元から逃げ出せたらの話ですが…。
子供の頃から、他人より圧倒的に優れていたDR。
どうやらDRは少年時代は普通の子供として生活していたみたいです。
DRの親すらも恐れる彼の能力と悪意…その正体を見破ったのはやはりシックスでした。
今まで自分より上の相手がいなかったであろうDR。
そういう人間(じゃないけど)にとって自分以上の存在は、恐怖か尊敬の対象になるんですよ。
自分がこの世で一番だと思っていたのに自分より上の存在がいることが分かったら恐怖…
もしかしたら憎悪の対象になるのかもしれません。
しかしDRは周りの誰よりも優れているという風には思わず、「同じ生物とは思わなかった。」
んですよね。そんな時、シックスに力負けし真実を教えられたとあっては、DRがシックスに
忠誠を誓うのはごく自然な事ですよねぇ。
■反撃そして…
全ての堤防を決壊させ、逃げ回る人間達を銃殺します。
「ダニに生死を決める権利などあるものか。ダニ ダニが ふふふ ははははは」
それにしてもこのDRノリノリである。
もはやシューティングゲームが得意な人が爽快に銃殺しているようです。
そしてネウロにとどめを刺そうとした瞬間、DRの右手がザックリと斬り落ちました。
始まりました…今まで一方的に殴られ蹴られていたネウロの反撃です。
さらに、魔帝7ッ兵器「国を喰う土地」(イビルマッド)と
魔界777ッ能力「拒食の工兵隊」(イビルカーペンター)を発動させます。
ゴーレムであるイビルマッドをイビルカーペンターが解体して、堤防を即席で作成。
「千を越える罪状がある。今からそれを体中に刻んでやろう。泣こうが死のうが苦痛が去ることはない」
キタキタキターーーー!!!!
ネウロ覚醒の時!
本気のネウロは怖いですねぇ。「死んでも苦痛が去ることはない」って凄い拷問ですね…。
死しても尚痛みを感じるなんて、「死んだほうがマシ」という言葉も使えません。
■しかし冷静に考えてみる
なぜもっと早く、魔帝7ッ兵器を使って反撃をしなかったのか。
それは勿論、魔力の温存に他なりません。
兵器を呼び寄せたくらいですから、膨大な魔力を消費したことでしょう。
今回はネウロの強さが目立ちましたが、結局これはシックスの思う壺になっているんですよね。
敵は、DR1人ではありません。シックス一族の1人でしかないのです。
DRに勝利するであろうネウロですが、次の敵にはどうやって対抗するのかが見所ですねぇ。
画像(C)松井優征 / 週刊少年ジャンプ
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