人間にとっての病気(シックス)は人類を蝕み始める -ネウロ124話

魔人探偵脳噛ネウロ世界の果てには蝶が舞う (JUMP J BOOKS)

第124話 病【やまい】

かつて古代ヨーロッパでは、東方から暴れ込んだ騎馬民族を病気と呼んだ。
人ではなく、病気と呼んだそうなのだ。
人間の常識を超えた異質の者にはもはや
「人間ではない」という意味合いを込めてそう呼んだそうです。
同じ理由で、シックスの一族もそう呼ばれていた。

人は、常識を逸する存在に遭遇した時、同じ人間かどうか疑ったり
同じ人間として認めないと言う事をしばしば行います。
不意打ちでフルチャージショットで狙撃したにも関わらず迎撃された時、
「こいつほんと人間か?」
と疑われた某魔法少女さんもいました。
それ以前に魔法少女かどうかを視聴者に疑われていましたが、その話はまた今度。

とにかく人間は異形なものを同類とみなさい。
そうして人外扱いされているうちにシックスの一族は本当に人外になっていまったのかも
しれませんねぇ。

さて、ネウロとシックスの交渉。
養殖された謎は喰いたくないネウロは
シックスが用意した養殖の謎なんか食したくないのは当然。
謎は悪意から生まれる。
その悪意が殆どない謎などネウロにとっては何の魅力でもない。
そんな中、シックスは「つまらん」と言い放つ。

シックス「つまらんほど考えが合わん。おまえはどうやら私と違い…人間との距離が離れすぎているようだな」

チンパンジーやサルを人類が殺さなかったのは、奴等には人間を駆逐する能力がないからだ。
人間に近く高い知能をもっていた類人猿は全て人類が葬り去ったそうだ。
近い存在ほど怖い
いつ自分達にとって変わられるかわからないからです。

ここまで交渉していましたが考え方が違う。

魔人探偵脳噛ネウロ

交渉は決裂。
人間を自分の食料と考えているネウロにとって、
その食料を消そうとするシックスは当然敵ということになる。
だから最初からこの2人が共存する事は不可能だったのだ。

シックスの当面の目的は、『人類の数を減らす事』。
それを邪魔するならシックス一族の超一流犯罪者が相手になるらしい。
シックスは「もちろん『謎』など期待しない方がいい」と云っていますが、
人間とはケタ違いの悪意を持った彼らから謎が出る可能性は高い。
謎は悪意から生まれるのですから。

さて、ここまでの事情を聞いた弥子。
「病気」と呼ばれ人外扱いされたシックス一族は、人類を殺そうとしている。
人間にとってみればまさに病気(ウイルス)なのだ。
シックスは人類を殺していく…
それは…

魔人探偵脳噛ネウロ

弥子の身近な人間であるかもしれない…。
フラグがたってしまいました。

さて最後に気になったweb拍手を紹介します。
>今回のテーマは「人間vs人間を越えた者」では無いでしょうか。
つまり、シックスを倒すのはネウロではなく人間だと言う考えです。
今週の流れではずっとネウロvsシックスでしたが、この人間vsシックスの構図は面白い。
悪意ある進化を遂げたといっているシックスだが、
本当にそれが人間を越すことになったのかは、まだわかりませんからねぇ。

画像(C)松井優征 / 週刊少年ジャンプ

魔人探偵脳噛ネウロ 2008コミックカレンダー A4・壁掛型・13枚
魔人探偵脳噛ネウロ  2008コミックカレンダー A4・壁掛型・13枚松井 優征

集英社 2007-10-30
売り上げランキング :


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

あにめも!~深夜アニメチェック&ランキングサイト~

関連記事
新着特集記事
TRACKBACK