Xを人間と定義する理由 ―魔人探偵脳噛ネウロ107話



魔人探偵脳噛ネウロ 10 (10)




電人となったXを止めることができるのか?



第107話 伝【でんせん】


Xは驚異的な力を手に入れた。
相手の目を見つめるだけで対象者の脳をいじくることができるように…




蛭と呼ばれた男が実験台にされ、破壊衝動にかられる存在となる。

X「人の脳もコンピューターも所詮は同じ 電気信号のやりとりに過ぎない」

なるほど…。
突き詰めていけば全て0と1の2進法での電気信号の膨大なやり取りという点では一致するというのだ。
もっともここまで科学が進んだ現代でも脳の全ての機能は分かっておらず、これはXだからこそ 出来た特殊理解とでもいうべきだろう。

さて手始めに蛭をネウロのところに向かわすのだが…
少し前にXは「ネウロを脅かす存在に進化するのは俺しかいない」と云った。
ということはだ…

蛭はあくまでかませ役
ネウロとの戦いの序章に過ぎないと自ら云っているようなもの。

今回少し気になったのが、Xの回りもX自身もXのことを「人間」と云っていた。
自分自身の体を理解し分解し作り変えることができるXが人間なのかと少し違和感を覚えました。
もっともX自信は自分が何者か分からないからそれを探す為に色々やっているわけではあるんですが。
私が思うに松井先生は意図的にXを人間と定義しています。
ネウロという「魔人」との比較をさせている意図。
この漫画は魔人と人間の戦いなのだ。
だからネウロの相手は必ず人間でなくてはならないのではないでしょうか?
ネウロという人間では理解しがたいものと、人間のあらゆる個性や才能、思考、欲望、限界等を描く…
それが「魔人探偵脳噛ネウロ」なんだと思います。


さて本編に戻ります




魔人の言っていることはさっぱり分かりません(´ー`)
どうやらやはりただのピクニックではなく、火山活動の影響で有毒ガスが発生している山に 向かうとのこと。何故そんなところに向かうかというとネウロは障気に当てられたいらしい。
ネウロの魔力の源が「謎」にあるように、体力の源が「障気」にあるらしい。
人間界の正気は弱い為、日に日に弱っていっているネウロ。
確かに弥子と出合った当初と比べて随分打たれ弱くなっていますよねぇ。

というわけで早速吾代を呼び出し向かうのだが…




ネウロ「なんだこのボロ車は 狭すぎるぞ」

あんたが買った車だろうがw

相変わらず酷すぎですよ(ノ∀`)
そして東京から4時間やっと着いたと思ったら

ネウロ「ご苦労帰れ 一泊するから明日の今迎えに来い 遅れたらその数秒だけ消えないシワを刻んでやる」

片道4時間ってことは往復8時間…
この鬼!悪魔! あ!魔人だったか…。

それにしても




吾代ってこんなキャラでしたっけ?
まあネウロに振り回させる忙しい日々を忘れてのんびり暮らしたくなったんでしょうねぇ。




吾代を返し、山の中に入っていくネウロと弥子…。

それを遠くから見ていた蛭。



蛭「俺が相手ダ ネウロ」



まだネウロ達は気づいていない!

というところでまた来週~。



障気を得てパワーアップ(というか元通り)したネウロと電人となったXの戦いがはじまろうとしている。



画像(C) 松井優征 / 週刊少年ジャンプ

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