軟禁されている島から脱出せよ! -鬼燈の島1巻
今ヤングガンガンで一番楽しみな漫画です!
■隔離島
鬼燈の島…ここは、都会から隔離された大人4人子供4人が住む世界。
ちなみに『ホオズキノシマ』と読みます。
そんな島にやってきた、小学4年生の鈴原心と5歳の鈴原夢の物語。
表紙を見てもらえばなんとなくこの漫画の雰囲気を感じとってはもらえるとは思いますが、
この島はただの離島なんかじゃないんです。
この島に来た子供達は全てわけありの子供達なのです。
この島には何か子供達が知らない秘密がある。
心がこの島に来て、リーダー的存在である6年生の『力也』に最初に云われたこと。
「大人の言う事を信じるな」
■クワダテ
この島の明らかな危険人物、クワダテ。
彼はこの島にいる女性をことごとく襲おうと企てます。
最初は、最近島に来たばかりの雪乃先生を風呂場の脱衣所で襲うとします。
「雪乃先生…毎日ガキの世話ばかりじゃ欲求不満が溜まるでしょう?今夜は…僕と…」
と詰め寄りますが、おもいっきりビンタを喰らってあえなく退散する変態メガネ教師クワダテ。
というか欲求不満なのはどうみてもクワダテでした。
確かにこの島には娯楽なんかないだろうし、唯一の大人の女性である雪乃先生に振られて、
クワダテは相当たまっていたのでしょう。
でもだからといって、
小学五年生の初音に手を出すとは!
にしてもほんと初音の発育がびっくりするくらいいいのにはドキドキしてしまいます。
三部けい先生のエロマンガ読みたくなりました!
三部けい先生は巨乳好きっと。
■この島から脱出せよ
学園という名の軟禁状態の子供達はなんとかこの島から脱出しようと常にチャンスをうかがっています。
いつ殺されてもおかしくない…それがこの島の常識であり秘密でした。
基本的に視点は主人公である心を中心に描かれており、彼が見たこと、感じたこと、思ったことを
中心に描写されているので、必ずしも描かれている事が真実とは限らないと思いました。
それは心だけではなく、子供達の回想もその子からの視点であるのにはかわりありません。
『ひぐらしのなく頃に』みたいな感じでしょうか。
見かたによっては世界は全く違って見えてしまうわけです。
島に着いてまもないまだ何も知らなかった心の正直な島の雰囲気を聞いて雪乃先生は
「大人のあたしと子供のこの子達とでは同じ物もまるで違って見えてるんだろうな…」
と感じていました。
全ての大人は本当に悪なのか。子供達の間でも嘘や隠し事や不信用があるのか。
そして、心達は生きてこの島から出て行くことが出来るのか。
ひじょーに続きが気になるサスペンス(三部先生曰く「ミステリ」)漫画でした。
画像(C) 三部 けい / スクウェア・エニックス
鬼燈の島-ホオズキノシマ- 1 (ヤングガンガンコミックス) | |
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