げんしけんの原口を斬る

げんしけん2 第2巻

どうして私っていつもこう…ひねくれた記事を書こうとするのでしょうか。
何故今更げんしけん?って思う方もいるかもしれませんが、
真・業魔殿書庫さんところのオタク漫画紹介録という企画に参加するためだからです。

そんなわけで、げんしけんの原口です。通称ハラグーロです。
原口は痛いオタクの一例として描写されていますが、実際これに近い人は存在すると思います。
しばしば『オタクはコミュニケーション能力がない』と云われますが、
自分自身が言葉を発して会話をしようとしないことだけがそれに該当するわけではなく、
人の話を聞かないオタクもそれに該当すると思います。
原口はまさにそれ!
実際、原口が登場するシーンは全9巻の中で計5回と極めて少ないのですが
現視研や漫研のメンバー…そして読者の心に深く根付きました。
その5回を順を追って見ていきたいと思います。

■原口と会長

1巻P62…この時が原口の初登場シーンであるわけですが、

会長「原口くん…きみ三年だよね。貫禄あるなー」

と、会長に褒められて気をよくする原口。
原口は自分より上の立場や有名作家には媚びへつらうみたいですね。
その代わり、自分より下とかどうでもいい人間にはひたすら冷たく当たるという面を持っています。
彼にとって人間関係とは、利害関係に過ぎないので付き合ってもしょうがない人間に対しては
本当にどうでもいい対応で接するのです。


■原口と笹原(1)



1巻P131…コミフェス会場で偶然…いや運が悪い事に原口に見つかってしまう笹原。

この時の笹原は原口の名前もなんとか覚えているレベルで彼の本質を知らない状態でした。



原口「本気で買いたいならサークル参加で最初から場内にいないと」


自分が(おそらく)毎回サークル参加をしているからでしょうけど、上から目線で一般参加の笹原

をバカにしつつ己の余裕さをアピールする原口。

いますよねぇ…こういう人。

他人の功績の話に耳を傾けず、自分の自慢ばっかり話す人…。



原口「現視研に存在価値なんて無いんだよ。」


笹原が現視研に所属している事を百も承知の上で現視研の事をひたすら叩く。

そればかりか、ご丁寧に現メンバー1人1人の悪口を挙げていく始末。

温厚の笹原といえど、もはや普通の相槌を打つことすらしたくないご様子。

もう会話したくないと思った笹原が席を立つが、



げんしけん


口止めもしっかりします。

彼は自分自身が嫌われているのを知っているのでしょうか。

おそらくこの手の人は自分自身が嫌われている事を知らないはずです。

知らないからこそ、自分の今までの言動や行動を自重しようとしないんですよねぇ。

人の話を聞こうとしない彼にとって人と人とのやり取りは常に一方通行なんです。

■原口と現視研(1)

2巻P34…現視研が潰れるかどうかの瀬戸際の時に
「よおー現視研なくなるってぇー?」と笑顔で唐突に入室してきた原口。
現視研メンバーの気分はダーク(咲除く)だというのに本当に空気が読めない男です。
そんな彼を見たメンバー達は、

げんしけん

泣きっ面に蜂状態でした。気分がいい時ですら会いたくないのに、
わざわざ沈んでいる時に現れたら最悪ですよ…。

■原口と現視研(2)

コミフェスが当選したという事を知り、和気藹々と話をして盛りあがる面々。
そんな時、相変わらず空気を読まない原口がどこから嗅ぎ付けたのかやってきました。
当然、みんなの反応は…

げんしけん

最悪です。

浮かれた気分も吹き飛ぶくらい最悪です。
さて、現れただけでも嫌なのに『大きなお世話』をしに来た原口。

原口「有名同人作家いっぱい紹介してあげるからその人に描いてもらってくじアン本作らない?」

このせいで笹原がその後苦労する事になるのは皆さん知っての通りですが、
そもそも原口はどうやって有名同人作家と知り合ったのでしょうか。
そういう人たちに自分からアクションを起こすのって勇気がいると思うんですよ。
勿論何もしないなら繋がりができる可能性は少ないでしょうから、
積極的に交流しようとするのが間違いとはいえません。
ただ、忘れちゃいけないのが遠慮することだと思うんですよねぇ。
ところで、笹原と原口が紹介した同人作家の電話でのやりとりで

「ただまぁ……ああゆう人材を必要とする場もあんだろうけどね」
「実際に300万の金が動くわけ 1日で。誰も大した労力も使ってないのに数字だけは出る。」
「恥も外見もなくそうゆう事をできる人間ってのはある意味貴重なんだよ」

こういうとらえ方もあることを忘れてはいけないのかもしれません。
これは、商業主義においてはとても優れた行動力なのかもしれませんが、
友人や知り合いにはこういう人はいて欲しくないと思うのが人情なのでしょうね。


■原口と笹原(2)



さて、原口が持ちかけた企画を蹴った腹いせでしょうか…



げんしけん


嫌がらせする為だけにきやがった!


まあそんなわけで最初から最後まで原口尽くしだったわけですが、

結局『だから何?』ってわけですが、原口は痛いオタクの一例という反面教師なので、

原口みたいにならないように気をつけましょうって事なのです。


最後にげんしけん自体の評価【 面:5 オタ:5 パロ:5 共:5 痛:4 萌:2 燃:2 】


画像(C) 木尾士目 / 講談社


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