野球嫌いの少女は剛速球を投げる -白球少女1巻
この物語の主人公は女の子です。正確には、野球をする(?)女の子です。
野球 → ボール → 白球!だから白球少女というタイトルなのでしょう。
別に、某ニュースサイトさんの管理人さんとの関わりは一切ありません。
■転校生
漫画で転校生と云えば、何かしら特別な存在であるわけですね。
全くの一般人が転校して来たからって物語には関係ないですからね。
だからといって、転校生が未来人・宇宙人・超能力者といった飛びぬけたものは…
ない…ということはありませんが、この漫画にいたってはそういう存在ではありません。
ですが、物語に重要な存在になるのは変わりありません。
そんなわけで主人公の『白石円』という女の子は田舎の学校に来た転校生。
『円』って書いて『つぶら』って読ませるんですねぇ。
変換したからいいものの、『まどか』だと思っていました。
まどかではありません。
『円』と書いて『つぶら』と読むきん
■乱入
紹介も終わり、円が席に着こうとしたその時、
野球部の打った球がガラスを割り教室に入ってきます。
私も子供の頃家の前で野球をやっていましたが、ガラス割ったことあります。
野球は危ないんで安全な所でやりましょうね!
まあそれはともかく、乱入して入ってきた球を円は素晴らしい条件反射でキャッチ。
アンドー
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リリース
素晴らしいキャッチ。素晴らしい踏み込み。素晴らしい剛速球なんですよ。
野球部に文句を垂れて、ようやく席に戻ろうとする円…
「はぁーびっくりした」
と漏らしていますが、驚いたのはこっちの方だ
とばかりにクラスメイト全員が固まっていました。
■野球部
この高校の野球部は田舎の高校というだけあって弱いだけでなく人数も不足していました。
そんな時転校生の円が剛速球を投げると分かった日には喉から手が出るほど欲しい人材でしょう。
例えそれが女子でも
さて、最近レビューしたストライプブルーの花ちゃんの話同様に
高校野球の試合に女子は出場できません。
ではどうするのかというと、男装をわりと本気で考えている野球部でした。
ダメだこいつら…はやくなんとかしないと…。
それ以前に、まずは円を入部させなけらばならない。
しかし、なかなか野球部に入ろうとしてくれない彼女に土下座してまで頼み込むが…
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円は野球が大嫌いでした!
だから当然野球部なんか入りたくない。
野球なんかしたくないというのですからそうなっていまいますね。
じゃあ、あの剛速球は何だったんという疑問が残ります。
キャッチ…返球…どうみても経験者なんですが、『大嫌い』の一点張り。
なんで嫌いなのかも教えてくれない。
なるほど…これはわけありですね。
過去の事件とかトラウマにより野球を二度としたくないと彼女は思っているわけです。
彼女を野球部に入れて実際に野球をさせるには、この問題を解決しなければいけないわけです。
「とある理由で」部活をやらないという例だと
『BAMBOO BLADE』の東 聡莉が勉強を理由に剣道部に入らなかった事。
『アイシールド21』の武蔵厳が仕事を理由に部活…そして学校をも辞めてしまった事。
どちらも本質的にはそのスポーツが好きなわけですから事情や気持ちが変われば
部活に入ることができるわけで、実際に彼らはその後部活に入りました。
ですが、円は野球自体を現在嫌っているわけですから相当手強いでしょうね。
彼女のトラウマか事件か…何かは分かりませんが、それを解決しないことには
何も始まらないでしょうねぇ。
それに加え、例え彼女が野球をやる気になっても女の子である以上は試合にでれません。
まさか本当に男装させるのでしょうか…。
彼女が主人公である以上、彼女が活躍するのはほぼ必然ですから一体これからどのように
円が野球をやることになるのかが注目のストーリーです。
画像(C) 山崎毅宜 / ソフトバンククリエイティブ
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