女子高生とチェーンソー男と… -ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
■主人公
彼…『山本 陽介』はどうしうもない無気力感に苛まれていた。
理由は2つ。期末テストが近かったこと。そして…仲の良かった友人が死んでしまったこと。
彼は現実というものから目を背けたいような状態でした。
そして挙句の果てに特に欲しいわけでもない豚肉をスーパーから万引きしてしまいます。
もはや自分でも何をやっているのか分からない状態の陽介。
そんな時…
『雪崎 絵理』に出逢うのである。
間違いなく氷点下の雪降る道の上に座っている女子高生…。
陽介が驚くのも無理はないですよね。どう考えても不審者です。
流石の陽介も彼女が気になり声を掛けます。私も同じ場面に遭遇したらそうしていたかもしれません。
だって女子高生ですよ!色々と気になるじゃないですか。
それにしてもスカート短いですよねぇ。おかげで彼女のパンチラシーンが結構見れました!
■敵
「何してるんですか?」
という陽介の問いに絵理は、
「待っているのよ。私の敵を」
という返答をします。
あー電波少女か…と思うような発言ですね…。
陽介も彼女が云っている事が理解できず去ろうとするのですが、
運悪く丁度現れてしまうのです…彼女がいう『敵』が…
体を真っ黒な服で包んだ男(?)が持っていたのは、チェーンソー!
銃刀法違反の適応外なんじゃないのか…とか思う暇もなくチェーンソーでした!
そして彼女は戦うのです。チェーンソー男と!
■あこがれ
なぜ、陽介は絵理にかまい続けるのか? 絵理がかわいいから?
それもあるのかもしれませんが一番の理由は陽介が現実に飽き飽きしていたからなのです。
なんとなく大学に行ってテストに追われて単位に追われて…
そして陽介が欲した物…それは『絶対的に信じられる存在』です。
それは漫画やアニメのヒーローそのもの。しかし、現実にそんなものは存在しない…
はずだったのですが…
『どうみても常人より遥かに戦闘能力が高い女子高生』そして『あからさまな敵』
が存在しているのです。
陽介が関わりあいを持とうとするのは必然的なのです。
現実的な思考しかできない陽介が出逢った非現実の物事。
彼はそれの確かな魅力にとりこまれていくのです。
画像(C) 佐伯淳一 / 角川書店
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