ゴスロリ少女が悪魔退治 －デッド・ソウル・リボルバー

路地裏と少女

塾に遅れそうだった主人公は近道のつもりで路地裏に入る。
それが全ての発端だとも知らずに…。
裏道って私も昔よく使いました。
バイトが終わって早く帰りたいから真っ暗な公園をつっぱしたり…。
今考えると、あんなところで不良に絡まれてたらどうすることも出来ないから危険ですよね。
漫画においても、襲われるフラグなんですけど。

路地裏を通った主人公は、化け物に襲われる。
最初に襲われていた女性は引き裂かれ、主人公も蹴りを喰らい早速瀕死の状況。
これはRPG的には殆どありえない状況ですよ。
RPGでの敵さんはご丁寧に弱い方々から登場するはずですから。
さてこういう場面になったらどうなるかっていうと…

ヒロインは遅れて登場する！
そしてヒロインはどこからどうみても幼い女の子

まったく…遅いよシャナ（違

最近は、普通の人間の男の子と見た目からは想像を絶する強さを持つ女の子
という黄金パターンが出来つつありますね。
そんなわけで化け物を銃で撃退した女の子。ゴスロリ少女は伊達じゃない！
やっぱりゴスロリは凄くいい(*´∀｀)
ほんと『お人形さんみたい』と形容されますが、まさにそれ！
かのローゼン閣下もゴスロリが好きだったのでローゼンを読んだに違いない！
さてそんな少女は例に違わず…

少女「ガタガタうるさいんだよ。どうやら見かけどおりただの坊やみたいだな」

口が悪いんですよねぇ。

彼らの正体

主人公の名前は「鏡健一」。少女の名前は「月島美優」

そして、化け物の正体は人間（平井）が成れ果てた姿。それを悪魔というらしい。

今回悪魔化した平井は、『学校でいじめられていた。』

毎日毎日彼はいじめられ絶望して悲しくて死にたくなり

自殺までしようとするほど追い詰められていた。

そして遂には発狂し悪魔になってしまった。

それは現代社会における「キレる」とうい行為に相当するのでしょうか。

姿形が悪魔になってしまった彼…。

そして彼をここまで追い詰めた人間。

健一も云っていますが、どっちが本当の悪魔か分かりませんよねぇ。

悪魔の逆襲

最初に銃で迎撃した相手はしとめられず逃がしてしまったのが仇となりました。
平井による不意打ちにより美優は健一をかばい攻撃を喰らってしまう…。

乳首キター！！

まあチャンピオンREDではよくあることです！
そして更に追い込まれる美優。体を持ち上げられ傷を負う。
健一は美優が持っていた銃を拾い平井に向けるが…そんなものでは倒せない。
しかし銃といういものはそれだけで注目を集める武器。
もともと人間であった平井も例外ではないのでしょう。
その一瞬の隙をついて、美優は蹴りをかます。
なんとか平井と距離をとることが出来た。
しかし、この蹴りは逆効果だった。
その蹴りが、平井のいじめられていた時の蹴りを思い起こし更なる発狂の元となり
悪魔化が完了してしまう。完璧な悪魔になってしまうと今の美優では手に負えない。
このままでは一方的に嬲られて殺されてしまう。
しかし一つだけ方法があるにはあった。
時間がない、体力もない、迷っている場合じゃない！

契約

ファンタジーものにはつき物のそれである。
そして契約を交わすのは古来より…

たいていはキスなのである。

契約を交わした美優は新たなる力を得た。
健一の生命力を拝借して自分にプラスし『祓魔兵器』なるものを召還することに成功。
一気に砲撃し、完全に悪魔化した平井を消滅させる。
しかし、これだけの力を引き出せる半面、あまり多用すると健一の寿命を縮めるとかの
制限はありそうです。

悪魔になる理由

美優「どんな理由だろうと悪魔は殺処分する。それが規則(ルール)だ」

それは武装祓魔師(闇の国家資格らしい)として情を挟まず事件を解決する彼女自身の支え
に見えました。
今回の件同様、悪魔になる人間はそれなりの事情がある。

だからといって野放しにしていたら大変な事になる。

彼女は規則どおりに殺処分しただけなのだ。

だた冷静に悪魔を退治する。そこに情は挟まない。

こういう物語でこういうテーマで美優が情を挟むとしたら…

親しい人が悪魔になったときなんです。

割り切るということは残酷で無慈悲なことを意味するんですよねぇ。

画像 (C) ともぞカヲル / 月刊チャンピオンRED

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