四角関係を描いたやぶうち先生の新刊 -ひとひらの恋が降る①

ひとひらの恋が降る 1 (1)
ひとひらの恋が降る 1 (1)

今回もドキドキな内容でしたよ~やぶうちせんせ!

4ヶ月連続新刊発売と云うことで、
先月の『恋を奏でる季節』に引き続き2ヶ月目の新刊。

人間関係

本作品は、見事な四角関係で成り立っております。
まず初期段階では、

主人公の「晴流」(女)と「凪」(男)は別の学校ですが付き合っています。
晴流の親友の「千霞」(女)
その幼馴染の「颯」(男)
読み方は前から「はるる」「なぎ」「ちか」「そう」です。
全然変換されないよ(´Д`)

晴流と凪は付き合ってはいるものの、学校が違うのでなかなか会えず
いまだにギクシャクした関係でした。
晴流も

「実際会ったらドキドキして 何話したらいーかわかんないしー」

と漏らしています。
恥ずかしながら私もこういう経験をしたことがありました…。
とても話しやすい異性はいるけど、好きな異性との接し方はまた別で
難しいものなんですよねぇ。

さてそんな時、晴流は颯に陸上部のマネージャーを頼まれることになる。

そんなにやりたいわけではないのだが、なんとなく引き受けることとなる。

颯と千霞の関係

千霞には彼氏がいるのだが、最近うまくいっていないご様子。
颯が千霞のことを好きだと思っていた晴流はそれとなく颯に今が狙い目だと
勧めるのだが…

なんと、前告白したが断られたという事実が発覚!
颯もそんなに引きずっていないようなのでこの件はこれで終わったのかと思われた。
そう…この時は!

晴流の葛藤

スキー教室や陸上部等を通して、次第に晴流と颯の仲が良くなっていく。
だけど、晴流の彼氏はあくまで凪なのである。
晴流自身もその事を心の中で反芻するのだが…。

晴流「颯くんとはこんなにフツーに話せる…凪くんとは緊張してうまく話せないのに…」
「だから このドキドキは「好き」とは違う―」

彼女は自分自身に言い聞かせるように、自分の気持ちを強引に納得させる

そんな時であった…

千霞が颯に本命チョコを渡すのだ。
千霞は彼氏とは既に別れていて颯と付き合いたい懇願する。
だが、颯はそれを断る。
以前自分から告白して振られた颯だったが、今度は自分から振ることになってしまう。
なんで、振られたのか千霞には思う節がある。

千霞「…やっぱ晴流?」
颯「おぅ」

颯は、以前千霞に振られて諦めたのを自分の醜態だと思っていた。
本当に好きなら1回振られたくらいで諦めるわけはないのだ!
そう!昨日結婚披露宴が行われた陣内さんも最初は振られたと話していましたよ!
だから、たとえ好きな子が彼氏持ちでも颯は諦めないのだ。
それでこそ男ってもんですよねぇ。
だが、その後の千霞はというと…

千霞「…あたしも あきらめないことにしたあんた見習って

なんて男らしい!
いや…失礼。褒め言葉ですよ。

親の反対

数少ないとはいえデートを重ねていくうちにいい感じになっていく、晴流と凪であった。
しかし、凪はかなりの進学校に通っていて塾にも通っている。
必然的にデートの日は塾をサボる形になっていたのだ。
付き合い始めて1周年記念デートの日に事件は起きた。
デートの帰りに凪の母親に見つかってしまったのだ!

凪親「うちの子の足を引っ張らないでちょうだい!」
「これ以上この子の人生を狂わせないで!!」

とまで、晴流は云われてしまう。
その後も連絡すら取ることが出来ず悶々とした日々が続くことになる。
しかし、ある日ようやく凪からの連絡があり凪の文化祭で再び会うことを約束する。
そして文化祭当日、晴流、千霞、颯の3人で凪の学校の文化祭にいくことになるのだが…

というところで2巻に続きます!
1巻完結と勘違いしていた私は、
ページ数が少なくなっていくのにドキドキしてしまいました。
この「ひとひらの恋が降る」はかなりの少女漫画です。
晴流、凪、千霞、颯4人の四角関係がどうなるのか2巻が楽しみです~♪

画像(C) やぶうち優



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