アニオタのママチャリが凄い! -弱虫ペダル

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第一話 アキバにタダで行けるから

■高校生

懐かしいものです。学校帰りの寄り道は高校生活を楽しむ上で欠かせませんよねぇ。
実は私は高校生の時はまだオタクではなかったので普通にスイーツ(笑)していました。
まあゲーマーではありましたが…。
そんなわけで季節は春。入学式が終わったばかりでまだクラスメイト達はどこか距離を置いて
接している時期です。
学校帰りの寄り道…渋谷、新宿、池袋…皆それぞれです。
そんな中誰とも絡まずただ一人心を躍らせながら某所へ向かう者がいました。
彼の名前は『小野田坂道』。目的地は…

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世界中のオタクの聖地であるアキバでした!
そうです、彼は純粋なアニメオタクでした。アキバにもしょっちゅう通っています。
そんなわけでオタクが主人公の漫画がまた1つ増えました!

■部活

高校生活の放課後は、何も寄り道だけが醍醐味ではありません。
そうです、部活動です。何かの目標に向けて仲間と共に一緒にがんばるのって素晴らしいですよね。
まあ私は帰宅部でしたけどね。
さて主人公の坂道はオタクなので当然向かった先はアニメ研究部…通称『アニ研』です。
期待に胸を躍らさせて彼は早速部室に向かいます。
オタクが欲するの一つに『分かり合える仲間』があります。 どんなに素晴らしいことでもそれを分かち合える仲間がいないと 寂しいというかむなしいですよね…。

問題は、この学校のアニ研が活動を停止していたということです。
彼にとっては大問題ですがこの漫画のタイトルから考えるとこれは一つのきっかけではあると思います。
彼がオタク一直線ルートに入れなかったのが大きな起点になるはずです。

■もう一人の主人公

もう一人の男はバリバリの自転車男!いや別に本誌で『自転車男』と表記されているわけでは
ないのですが、作者である渡辺航先生はかつて『電車男』の漫画版を描いていたんですよ。
つまり先生はきっと「電車男の次は自転車男」と思ったに違いない!
で、その自転車男の名前は『今泉』。中学では全国大会2位の実力を持ち、高校ではその時負けた相手
に勝つことを目標に自転車部に入ってきたわけです。
そんな彼の鬼門は登り。だから彼は1日目は自転車部には顔出さずに学校の裏の坂で練習をしていました。

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傾度20%以上の激坂を登っていきます。降りでノーブレーキなら時速80kは出るくらいの坂…
そのくらいきつい傾斜なのです。だから彼が前方を走る人影を見かけた時は同類だと思ったわけです。
そしてウデだめしに抜いてやるとも思いました。やはりレースの醍醐味は人を追い抜く事…
そしてトップで走る事にありますよねぇ。
自分の前を走る者がいないっていう状況はとっても快感だと思うんですよ。

そんなわけで前方の同類を抜こうと思いペースを上げるのですが…
その人影の正体は同類ではなく、大声でアニソンを歌いながら走る小野田坂道でした。
坂道の自転車は、今泉の競技用自転車などではなく、ただのママチャリです!
ギアなんてついていないでしょう。この坂をママチャリで登ることが既にありえないわけです。

■坂道

そんなわけでタダのアニオタだった坂道が高校に入って自転車部に入るという物語になるみたいです。
しかし坂道は運動部や運動部の部員に対して何かしらのコンプレックスを持っているようなので
簡単には入部しないのかもしれません。まあマネージャーが可愛くて優しいのであっさり入ってしまう
可能性も否定できませんが!
そのマネージャー曰く『自転車はもって生まれた向き 不向きがある』ということ。
つまり小さい事からやっていなくても才能があればスグに追いつけるスポーツだというのです。
要は、坂道にもチャンスがあるということです。
今まで初心者が何かのきっかけで部活に入り活躍していくというスラムダンクの桜木花道並みの漫画
はありましたが、それ以上の何かを見せてもらえることに期待したいと思います。

画像(C) 渡辺航 / 週刊少年チャンピオン

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