魔法少女リリカルなのはMOVIE1st THE COMICSは、オリジナルストーリー

このコミックスの趣旨

今回ご紹介するのは、「魔法少女リリカルなのはMOVIE1st THE COMICS」というタイトルの本なのですが、この本のターゲット層は劇場版なのはを見た方となっているはずです。
「近くの劇場でなのはやってなかったし、漫画版で見てみるか」という人用ではないと思います。というか劇場版の内容自体は1期と同じなので、1期を見ている方なら問題ないです。
というのもこのコミックスは、劇場版なのはの本編はそこそこに、本編で描ききれなかった場面＋オリジナルストーリーという構成になっています。

なのはさんは普通の小学３年生ではない

なのはさんの紹介文はだいたい、「私立聖祥大附属小学校に通う普通の小学３年生」というものですが、果たしてなのはさんは本当に普通の小学３年生なのでしょうか？
答えは勿論「No」です。
確かに見た目は極々普通の小学３年生の女の子なのかもしれませんが、なのはさんには悩みがありました。

何不自由ない生活を送りつつも、やりたいことが見つからないやるせなさで。
正直、小学３年生の悩みとは到底思えませんよね...。
流石は幼稚園で「痛い？でも、大切なものをとられちゃった人の心は、もっともっと痛いんだよ」とか云うくらいのレベルだったなのはさん...精神年齢はかなり高いですね。

あとは、やはりなのはさんの空戦魔導師としての資質ですね。
なのはさんは何が凄いかって...そりゃあ膨大な魔力量も勿論そうなのですが、適応能力の速さ、成長の早さなんですよね。
劇場版を見ると特にそれが分かりやすいと思います。
魔法を覚えて間もないなのはさんが、小さいころから英才教育を受けてきたフェイトと互角以上の戦いをしました。
StrikerSのキャラ達から見るとよりよくわかるのですが、なのはさんって成長速度ってチートレベルですよ！！

リリカルなのはで"わかりあう"には？

ここからはコミックスオリジナルの展開についてです。
プレシア・テスタロッサの事件が解決した後、重要参考人のフェイトがリンディと話すシーンがあります。
リンディ提督の「(なのはさんに)直接会って聞いてみる？」という提案に、フェイトは、

「.........すみません、会ってもなんて言っていいのかわかりません。」

と答えているのです。
アニメ・劇場版の本筋だと、フェイトが時の庭園で戦っているなのは達を助けにくるシーンで2人の友情を実感出来るところだと思っているのですが、こちらのストーリーでは少々違うようです。 プレシア事件直後の描写なので、フェイトが精神的にも不安定だったと思われますが、それを差し引いても「なのはさんとまた会いたい」と思わせるきっかけがまだ何か必要なようです。
じゃあ分かり合うきっかけはなんだったのでしょうか？

答えはやはりガチバトルでしょう！
リンディ提督とフェイトの会話のシーンでフェイトが
「2人で戦って決着をつけるって約束もしたのに　それも......　守れなくて......」
と云っていたので、こちらのストーリーだと、2人のガチバトルはまだ行われていないようなのです。
リリカルなのはは、全力でぶつかった相手とは分かり合えるという「昨日の敵は、今日の友」みたいな流れがありますからね！
つまり...

フェイトはスターライトブレイカーの直撃を受ける必要がある！

ということです！
そんな感じで残りのバトルが収録されている2巻に期待したいと思います！

おまけ

埼玉県の若葉でギリギリまだ劇場版なのはがやっていたので見に行ってきました！

これで通算5度目となりましたが、
何度見ても最高でした(*´∀｀)

漫画画像(C) 都築真紀・長谷川光司 / 魔法少女リリカルなのは

魔法少女リリカルなのはMOVIE1st THE COMICS (ノーラコミックス)
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