主と執事のいけない関係!? -ハヤテ179話
第179話 「THE END OF THE WORLD② 神様が棲むという城」
■第一印象
ハヤテのアテネに対する第一印象に
「神々しいという言葉がふさわしい」「どこか神秘的」「人間離れしている」「大人びていた」
等がありますが、前3つは殆ど同じ意味ですよねぇ。
それほどアテネは、神秘的な少女だったというのが伺えます。
でも同い年のハヤテを子供呼ばわりしているところを見ると、
背伸びをしたくなる性格なのでしょうか。というよりは、「自分は特別な存在」だと思っている
感じがしました。他人が彼女を見る印象(ここではハヤテしかいませんが)も彼女自身が自分に対する
思いも同じなんですよねぇ。
そして実際アテネは普通の小さな女の子ではなかったわけです。
■神様が棲むという城
畑先生は、「サブタイトルもかなり大きな意味を含んでいます。」というのを先週仰っていました。
前回は『君が望んだ三千世界』。今回は『神様が棲むという城』。
この『神様』というのはアテネを指しているのはまず間違いないでしょう。
ハヤテのアテネに対する第一印象からそれは明らかですし、何より『城』に棲んでいるのがアテネ
だからです。そしてその城が、
ロイヤルガーデン。
見開きでどかーんと載せていました。ハヤテのごとく!でこういう表現は結構稀なんですよ。
だって、この漫画は一応コメディですからね。
だからこの見開きを見た時、ついにファンタジー漫画に!とか素で思ってしまいましたよ。
■ロイヤルガーデン
あまりにも広いロイヤルガーデン。
ハヤテが「ぼくなんか2LDKで失神ものだよ。」と漏らしているのが笑えました。
これだけ神秘的な世界でそんな現実っぽい話はいりませんw
ハヤテに帰るところがないと察したアテネ。どれだけ出来た幼稚園児なのでしょう。
居場所がないなら作ってあげればいい…そう思ったであろうアテナは、
「あなた、私の執事をやってくれません?」
デジャブ。いやいや、これは過去編なのですからデジャブというなら
ナギに云われた「私の執事をやらないか?」の方ですね。
それより、本当に身内がいないのはアテネの方でした。
本当に孤独だったのはハヤテよりアテネだったのかもしれないですねぇ。
1人だったから逆にこれだけ強くなれたのかもしれません。
もともと強情だったのかもしれません。
そんなアテネにハヤテは「アーたん」と初めて呼びかける。
アテネ「アーたんって呼ぶの、私の執事になってくれたら…ハヤテには許してあげる」
デレた! と思うのも束の間のことでした。
今まで畑先生があえてやらなかったというキスシーン。
執事と主のいけない関係が始まりそうなのですが、
子供同士というわけで見ていて微笑ましいことこの上ないです!
画像(C) 畑健二郎 / 週刊少年サンデー
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