アーたんがロイヤルガーデンから出られない理由 －ハヤテ184話

■幼稚園児ハヤテ君

幼稚園児にして両親の元を離れて女の子と同棲をする男の子ハヤテ君。
ドジっ子だった彼もアーたんの神様の真似事によりたくましくなりつつありました。
そして、

ハヤテ「好きな人をどうやったら養っていけるかを考えていたんだ…。あと、その子と両親の同居についての問題を…」

どう考えても幼稚園児が悩む事じゃありません。
というか高校生でもこんなこと考える人は、よっぽどのリア充じゃないでしょうか。
でもなんだかんだいって、やっぱり小さな男の子であるハヤテは両親と暮らしたいみたいなんですよねぇ。

■アーたんの両親

アーたんがロイヤルガーデンから出られない理由が分かったかもしれません。
それは何気ない一コマ。

新聞の一面に、天王州家ご令嬢いまだ行方不明！
どんな理由があるのかがわかりませんが、アーたんは家出中なのではないでしょうか。
勿論同じ意味でハヤテだって家出中です。
さて、ハヤテがアーたんに自分の家族と一緒に住もうと提案する場面を思い出してください。

アーたん「あなたは!!その親にヒドい目にあったのではないの!!だから!!ここにいるのではないの!?もうここ以外に行く所なんか…!!」

ここまで熱くなるアーたんも珍しい。それだけ必死だったということじゃないでしょうか。
このセリフは、ハヤテに向けた言葉ですが、本当は自分の事を云っているように感じられます。
つまり、両親にヒドい目にあって、ここ(ロイヤルガーデン)以外に行く所なんかないのは、
アーたん本人だったということです。
だから家出してロイヤルガーデンに引きこもっている。ゆえにここから出られない。

■過去編もいよいよクライマックス！？

と、云っている畑先生。
ロイヤルガーデンの秘密とか全然解決されてないんですが、
また伏線だけ残して次にいってしまうのでしょうか。

ところでまだ気になっている点。
ハヤテ「必ずすぐに帰ってくるよ。すぐに…」といって、アーたんと抱き合うシーンを大コマでやって、
絶対、すぐに帰ってこないフラグ！だと思っていたのにあっさり帰ってきちゃったこと。
それ以後ハヤテは気軽に出入りしているみたいですし、あの大コマは一体なんだったのでしょうか…。

■アーたん喜怒哀楽

今回は、今までで一番アーたんの表情が豊かだった回でした。
「親」に対して必要以上に怒りをあらわにしたり、ハヤテから指輪をプレゼントされて照れて赤面した後
本当に幸せそうな表情になっていたりしました。
でも…最後の最後。ハヤテが両親の元へ行くといったとき、

哀しげで、不安いっぱいの表情のアーたんがほんと印象的でした。
自信家でプライドが高いアーたんにこんな表情をされるとちょっと戸惑ってしまいます！

画像(C) 畑健二郎 / 週刊少年サンデー

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