ヒナギクも十分お人好し ―ハヤテのごとく!126話



ハヤテのごとく! (9)




歩に渡すはずのクッキーを誤ってマリアさんに渡してしまったハヤテ!

お金も時間もないハヤテはクッキーを手に入れることができるのか!?



勢いで歩と6時に公園で待ち合わせという約束をしたハヤテにはもう時間がない。
せっかくヒナギクの協力を得てクッキーを選んだといのにこれでは彼女に合わせる顔がない。 途方に暮れているハヤテだったが…




ばったり!
聞けば、ここはヒナギクのランニングコースらしい。
それにしてもジャージ姿でも素敵ですね!

ヒナギク「その様子だとちゃんとプレゼント渡せたみたいね。」
ハヤテ「え"っ!?

え?何その反応は!?
どう考えても怪しいと探りを入れるヒナギク。
やばいやばいやばい!こんな馬鹿な事ばれたら怒られると思って隠そうとするハヤテだったが、 ヒナギクの迫力に負けて打ち明けるハヤテ…
嗚呼、なんと情けない姿だろうか。
ヒナギクも「なんで私この人の事好きなのかしら?」
と心の中で思うくらいだ。
でもね?
ハヤテは普段は抜けているけど、やる時はやる男なんだよ!

さて、新しいの買って渡せばいいとヒナギクにつっこまれるが…

ハヤテ「僕…お金持ってなくて…」
ヒナギク「貸さないわよ?」

流石姉に毎回せびられているだけはありますねぇ。
お金は誰であろうとびた一文も貸す気はないみたいです。
でも何でお金がないかというと、他人の為ばかりに使っているからなのだ。
それを理解したヒナギクは呆れながらも、クッキーを作らしてもらえる知り合いの喫茶店を ハヤテに紹介する。なんだかんだいって優しい子なんですよ。
店の材料も勝手に使っていいと云われて、そんなの悪いと戸惑うハヤテ。

ヒナギク「ハヤテ君のためじゃないわよ!
    「あなたが来るのを…楽しみに待っている人がいるんでしょ?」



ヒナギク「その人が悲しむのを、私は見たくないのよ。」

そんなこと云われてしまっては引くに引けないハヤテ。
自分の恋の妨げになろうことでも歩が悲しむ姿は見たくないというヒナギク。
ハヤテ程ではないにしても十分お人好しですよねぇ。
というわけでありがたくクッキーを作らしてもらうことになったハヤテ。
現在時刻は夕方の4時。残り2時間。
さあクッキーを作るぞーって時に店内から大声が聞こえる。

ヤンキー「ああ!?ナポリタンが出せねぇだぁあ!!」

お店のメニューにないのにナポリタンを出せと大声で要求するヤンキー達がいた。
うちの店では取り扱っていないと云う店長だったが、ナポリタン出さないと店内をぶち壊す雰囲気 のヤンキー達。それを見かねたハヤテが、

ハヤテ「はい。ナポリタンお待ち。」

即席で作って出したのだ。
困っている人を放っておけないハヤテ。それでこそ君らしいよ。
でも他人のことにとらわれるばっかりで
時には自分の大事なことを失いかねないハヤテ。
お人好しも程ほどにってことですよ。

さてヤンキーもナポリタンに満足してくれたみたいなので、
時間もないしクッキー作りを再開!と思っていた正にその時!



スシ!カツ丼!ラーメン!

ここコンビニでもスーパーでもねえよ

喫茶店をなんだと思っているんだこいつらは!?
というわけで前途多難なハヤテですが無事に歩にクッキーを渡すことができるのか!?
というところでまた来週~。

画像(C) 畑健二郎 / 週刊少年サンデー

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