■魔法株式会社

この世界では、魔力の宿った道具さえあれば誰でも魔法の力を使うことができます。
そもそも「魔法」ってなんでしょうか。wikipediaによると

現実には不可能な事を実現する力。矛盾する言葉のように見えますが、「科学的に見て不可能」
と読めばしっくりくるでしょう。
つまり、魔法の力を１から解明してしまえばそれは魔法ではなくなってしまうんですね。
っとかなり初っ端から話がそれたので本編の紹介に入ります。

この世の中では魔法の力をもった道具は人々の生活必需品となっています。
その魔法の力をもった道具『魔術道具』を開発し売り出す大手魔法メーカー…それが魔法株式会社。

■第二開発室

魔法株式会社の中で荒地・無法地帯として名高いのが『第二開発室』
常に脱力気味で、働く気力が感じられない超めんどくさがりやのレイ・クエス。
動物が好きで勤務中に飼育に没頭するしゃべるリス…メイヤー・ウルド。
リスがしゃべっているだけでなく、社員扱いになっているのはノータッチみたいです！
やはり魔法の世界では動物がしゃべるのは常識ってことなのでしょうか！？
そして、第二開発室の課長であるリリス。

もう色々と諦めちゃっています。

■主人公

そんな第二開発室に入った新入社員の女の子『カナデ』。
彼女は魔法に関してたいした知識も特別な力も持ってはいないのですが、やる気だけは人一番ある
のです。「人生そんなに甘くない」…彼女はその言葉が大嫌いです。
周りがそんなの無理だと決めてかかっているのが許せないのです。

「そんなのやってみなきゃ分かんないじゃない！」

と。
そんな彼女の熱情が伝わったのか、両親にすら無理だと思われていた憧れの魔法株式会社
に晴れて入社することができたのです。
ほんと未熟な彼女ですが、やる気と熱意だけは誰にも負けていません。

カナデがいると、第二開発室にも光が射し込んで来るんですよ。
でもやはりというか、やる気だけでは仕事はできません。
未熟な彼女は毎日のように色々とトラブルを起こしては課長のリリスに叱られています。
でも、ひたむきにがんばる彼女を見てレイ、メイヤー、リリスも変わっていくんですよね。
腐りきった第二開発室に、活力とやる気が戻ってくるんですよ。
そんな彼等を応援したくなってしまう物語でした。

画像(C) 坂野 杏梨 / マッグガーデン

魔法株式会社 (BLADE COMICS)
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