魔人vs人間 それが魔人探偵脳噛ネウロ(113話)
まあアニメ化ではないとは分かっていましたよ。
アニメ化ならとっくに情報出てるだろうし…
というわけで小説化おめでとうござます(*´∀`)
夏にJ-booksとして出されるそうです。
さて本編 第113話 蛭【ひる】
蛭の過去の話だ。
ド田舎出身だった蛭は、猛勉強して都会の名門高校に入学することができた。
が…
待っていたのは、妬みと差別のリンチの世界であった…。
村であっても都会であっても、嫌な感じの凹凸はあることを感じていた蛭。
だから全ての凹凸を平面にしてしまえばいい。
蛭は、イジメのグループメンバーの顔を消化液でひたすら溶かすことで彼等を抹殺していった。
勿論、当初警察には疑われた。
そのグループにいじめられていたのは蛭だというのは周囲には分かっていたらしいのだ。
なのに周囲はそれを見て見ぬフリをしたのだろう。
グループのメンバーが次々に死んで蛭が容疑者になる…。
当然のように書かれていますが、これは周囲がイジメを知っていたのに止められかったという
事実の裏返しではないでしょうか。
彼は絶対悪ではない。歪んだ社会…歪んだ人間が生んだ悪だった。
ただ、蛭は入念なアリバイ工作をしていたおかげで、早々に容疑者リストから外されることとなる。
次々にグループのメンバーを順調に殺していった…そんな時であった…。
たまたま、蛭はXと会うこととなる。
蛭はその日も、イジメグループのメンバーの顔を消化液で滅茶苦茶にしていたのだが…
死なないどころか、アイと呼ばれた女性と平然と会話をしている。
Xは数日前からそのイジメグループのメンバーと入れ替わっていたのだ。
Xの目的は蛭とは全く関係なかったので、これは偶然だ。
蛭の消化液でドロドロにしてもなお消えない個性。ケタ違いの力!
蛭はXを憧れの対象にする。
ああなりたい…と
それが蛭とXの出会いの話。
さて現実に戻ると、蛭の攻撃がネウロを押していた。
電子ドラッグで強化された蛭の肺活量を生かせば、
消化液を50M先まで吹き付けることができる。
逃げ回るだけのネウロに蛭は挑発する。魔人の力を見せてみろと!
だがしかし、蛭に竹の一撃がクリティカルヒットする!
そう、蛭が使ったトリックをネウロが使っただけの話だった。
自分自身で使ったトリックにハマる蛭に
ネウロ「その程度で我が輩の魔人の力を使わせようなど…1000年早いぞ」
と敗者に屈辱感を与える。
それを蛭は「完璧だ」と表現する。
いや…「完璧すぎる」と…。
蛭は、超人といえるXを身近で見ていて欠点が多いと思っていた。
飛びぬけた能力を持つXであるが、蛭はXの欠点の多さに安心していた。
なんだかんだいって、同じ人間であるということに安心していた。
だからこそ、憧れることができる。
「ああなりたい」と。
でも蛭はネウロは完璧すぎて憧れないという。
現実的ではない完璧さには憧れを抱くことはできないのだ。
人間(X)が魔人(ネウロ)を越える時が来ると蛭は示唆する。
前々から云っていますが魔人探偵脳噛ネウロは、人間vs魔人がテーマの漫画です。
だからネウロの相手は人間でなくてはならない。
Xは人間でなくてはならないのです。
さて、ネウロ自身がおびき出されたことをようやく察知して急いで弥子のもとに引き返す…
弥子は今現在どこにいるのかと云うと…
これはあの赤い箱が多くある部屋!
さあどうなる次週!?
画像(C) 松井 優征/ 週刊少年ジャンプ
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