第二話 悪党
来栖は今日も花凛の運を補填する為に悪党から運を奪い取る。
空いた時間に花凛と遊園地に行くのですが、目の前のカップルがイチャついていたため
来栖にぶつかってしまうのですが、それに腹を立てた来栖。
「痛ってぇなぁ〜〜〜!!道の真ん中で んなもんイチャイチャ食わせ合ってんじゃねぇぞコラ!!」
と、どこからどうみても性質の悪い不良です。
まあバカップルが目障りだったのでしょうね。
そんな来栖も花凛の前ではデレデレしまくりでした。
そんな調子で始まった、来栖と花凛の遊園地デート。親子でもデートって言うんですね!
しかし、途中で仕事で抜けてしまうのかと心配する花凛でしたが、
「今日は花凛とデートするって前から約束してただろ?」
「夕飯も一緒に食おうな」
嗚呼…これはどうみても途中で仕事が入るフラグですよね…。
日曜日に父親と一緒に出かけるのを楽しみにしていた息子でしたが、急な仕事が入って日曜日に
父親と出かけるのがキャンセルになってしまう…そういうのはよくありますよね。
そんな時息子は「パパの嘘つき」と言いながらヘソを曲げちゃうものなのです。
しかし、この花凛はとういと…
そんなわけで、やはり緊急の仕事が入ってしまった来栖。
「暗殺」してしまうと事後処理がやっかいな案件なので、「事故死」に見せられる
来栖ではないと出来ない依頼でした。
ターゲットがトイレに入ったところを狙って襲撃する。
「殺し屋」だと気付いたターゲットは、金で来栖を釣ろうとするが、釣れるわけがありません。
来栖が手に入れたいのは、花凛の明日…花凛の幸せです。
花凛が生きる為に運を奪ってもかまわない人間。
来栖は金や権力には興味がないのです。1人娘の花凛の幸せだけを手に入れたいだけなのです。
「夕飯は一緒に食べれる」という約束はしたものの帰ってみればもうすぐ24時。
明日の朝どうやって花凛に謝ろうかと頭を悩ます来栖。
そんな彼に、もう寝てしまった花凛からの手紙がありました。
「(前略)パパは来栖のために働いてるからです。だから謝らなくていいよ」
な…なんていい娘さんでしょうか!こんな娘がいたら僕はもう…
ほんと漫画やゲームでこういうのとか、バカップルを見ると羨ましくなってしまうから困ります。
特に、学生のカップルが激しく羨ましかったりもします…。
でも娘もほしいものですね。絶対、「嫁にはやらん」とか言い出しそうで怖いですが…。
この来栖も娘離れするのは相当困難な道かもしれませんねぇ。
何しろ、花凛は来栖がいなければ1日も生きる事が出来ないのですから。
画像(C) かずはじめ / ジャンプSQ
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