第136話 水【りゅう】
はじまった、DRとネウロの闘い。現時点ではネウロはまだ何も出来ないまま。
どうするネウロ!?
2年がかりで考えたトリックで、父親の復讐をしようとする者…
夫婦と息子1人の仲むつまじい3人家族…近くのコンビニ…
水はただ平等に全てのものを飲み込み尚も暴れ続けます。
激流のことを「龍」とたとえるDR。
2つの大きな川の堤防を破壊し、街中が充分浸水したところで更に上流のダムの水を放水し
追撃に入るという恐ろしいまでに準備周到な水攻め。
水攻めとえば、織田信長の家臣だった羽柴秀吉が毛利の居城である高松城を水で囲い
物資の補給等を遮断するという外界との断絶をした持久戦法でした。
しかしDRの水攻めは文字通り水そのものが襲ってくるんですよね。
ネウロはなすすべもなく、茫然自失。既にかなりの被害は出ている事でしょう。
DR「人間の文明の歴史は…水との闘いの歴史」
DRは、黄河文明を例に出していますが、
他の4大文明である『メソポタミア文明』『エジプト文明』『インダス文明』にも当てはまります。
メソポタミア文明は、チグリス川とユーフラテス川。エジプト文明はナイル河。
インダス文明はインダス川とガッガル・ハークラー川。
全て大きな河川沿いに栄えた文明なんですよねぇ。
水を支配する事が文明発展の第一条件だったのです。
黄河文明では、頻繁に起こる洪水を「龍」と呼び恐れたそうですが、似たようなものが日本にも
あるのをご存知でしょうか。
とはいえあくまで一説なのですが、日本神話に登場する「ヤマタノオロチ」のモデルは、
川の氾濫だったというのが現在では有力な説なのだそうです。
DRの一族は水の扱いを代々こなしているうちに『水の扱いに異常に特化した者』が現れました。
それも一つの定行進化。
DRには、全ての水の流れが手に取るように分かるみたいです。
一方、この「龍」によって謎が消えていくのをただ黙って見ているしかないネウロ。
その隙だらけの状態をDRは逃さず、ネウロの腹に一撃を入れまする。
精神的にも体力的にも既に追い込まれたネウロ。
先週より顔がやつれています。
今回DRは最初から最後まで一方的にしゃべっていました。ずっとDRのターンでした。
だって、今週ネウロ一言もしゃべっていませんよ!?
挙句の果てに、
この状態ですよ…。
DRはかませ犬なんかではなかった!最初のDRがこれだけ強いとはちょっと予想外でした。
仮にここからネウロがDRを倒したとしても、既に甚大な被害が出ているので負けはほぼ確実では
ないでしょうか。
ちなみに、DRというのは龍を意味する「DRAGON」から来ているみたいですね。
そんなわけでまた来週。ネウロが毎週楽しみで仕方ないです(´ー`)
画像(C)松井優征 / 週刊少年ジャンプ
魔人探偵 脳噛ネウロ 1 子安武人 VAP,INC(VAP)(D) 2007-12-21 売り上げランキング : 1320 Amazonで詳しく見る by G-Tools |