舞台は学校の屋上…ってまたですか!
漫画・アニメ・ゲームではしばしば学校の屋上が登場しますけど
リアルでは鍵がかかってて入れないというケースが殆どではないのかと思います。
でも学校の屋上は『あまり人がこない』為いろいろ便利なんですよねぇ。
ある時は、授業をサボって昼寝する快適な場所。
ある時は、お昼休みに弁当を食べる場所。
ある時は、放課後の告白スポット。
またある時は、本当に妊娠しているか確かめる場所だったりするんですよねぇ。
さて、今回はというと主人公の玉置が屋上の柵の向こうにいて時に
ちょうど女の子が入ってくるところです。
女の子「ねえ、あなた死ぬの?」
この状態を見れば殆どの人が自殺する直前だと思いますよねぇ。
普通だったらそれに気付いた人間は何としてでも自殺を阻止しようと試みると思います。
それなのに…この女の子は、
何を言っているか分からないと思うが私も彼女が何をいっているのか分からなかった!
彼女の名前は『美月ルナ』スピリチュアル研究部部長にして心霊マニアなのです。
実は自殺をしようと思っていたわけではなかった玉置が、あまりにも興味津々の時の彼女の顔が
忘れられなくてスピリチュアル研究部の扉を叩きます。
そしたら彼女大喜びですよ!いきなり抱きついて体をペタペタ触ってくるんですよ!
しかし大変残念なお知らせが待っていました。
生きている男には興味ありません!
玉置が生きている事に気付いた彼女は手のひらを返したかのように態度を急変させます。
彼女は玉置から完全に興味を失っていました。
いくらなんでもあからさま過ぎて玉置がとてもかわいそうです…。
玉置は屋上の一件でルナの事が好きになってしまったというのに…。
そんな2人の妙な関係でしたが、玉置が金縛りにあったことをルナが知ると、
また手のひらを返したかのように飛びつくんですよ。
とにかくルナに惚れる男の気が知れません!
少し霊感があると思われる玉置を連れてルナは廃屋と化したラブホテルに向かいます。
ルナはとにかく霊的な体験がしたいのです。もう何でもいいから心霊写真や金縛りなど
少しでもスピリチュアルな体験をしたいのです。
2人は色々中を探索するものの全くなにもでないんですよ。ルナ視点では!
どういうことかというと、玉置は全部見えていました!
もう彼女が不用意に呼び出した幽霊がそこらじゅうにいる!
しかしそのルナ本人は全く霊感がないらしく、何も見えていないのです。
普通に霊が見えてしまう玉置にとって、そこは恐怖の空間でした。
あまりにも霊が寄って来た為ルナを連れて逃げようとする玉置。
でも彼女はまだまだ帰る気がありません!今まで1回も見たことがなった幽霊。
今日こそ見るんだと意気込んで来ているのです。
「もうほっといてよ!」と言い放つ彼女ですが、玉置がほっておけるわけがありません。
玉置「キ、キ、キ、キミが……好きなんだ!!」
いきなり告白しちゃいました!うーん青春っていいですねぇ。
廃屋とはいえこの場所は腐ってもラブホテル。
健全な青少年には色々思うところがあったのでしょうか。
もしOKなら、ここでちょっと休憩していくのも悪くありません。
ところで彼女はここで返事をするみたいです。するみたいなのですが…
生きている男には興味ありません!
これは酷い。というか涼宮ハルヒと息が合いそうです。
更に彼女は続けます。
あまりにも酷い彼女。そしてあまりにも悲惨な彼。
玉置は、幽霊にまで同情されてしまいます。
「がんばれー」とか「まけんな」とか「一度きりの人生だ。大切に生きなさい。」とか
いい人たちですね(;∀;) あ!人じゃないか…。
でも
好きなものは好きだからしょうがないんですよ。あ!某BL小説のタイトルじゃないですよ!
それでも…それでも玉置はルナのことが好きでした。
一途な愛はちょっとやそっとじゃ揺るがないとは云いますが、ここは揺るいだ方がいい気もします。
そんな、玉置、ルナ、そして部員他3人達のスピリチュアル研究部のストーリーです。
画像(C) 小野寺 浩二 / 小学館
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