原作が森田先生で、漫画が小畑先生というかつてないコラボレーション。
確かに森田先生ぽいノリで、絵だけ小畑先生という感じがヒシヒシと伝わってきました。
金子をボスにすわえるヤクザがいました。
そのヤクザに対抗する集英会というヤクザがありました。
ヤクザ間の抗争はやはりあるらしく、どちらも相手を出し抜こうとする姿勢はいつの時代どこの場所
でも一緒みたいですねぇ。
しかし、それはヤクザだけではありません。
昔の日本の戦国時代みたく、
いかに勢力を広げるかというのをお互いがお互い考え合っているのです。
だが、既に自分と相手との戦力差が圧倒的にある場合はどうすればいいのでしょうか。
思い出してください。織田信長の桶狭間の戦いを!
何故、3000の兵力しか持たない織田信長が25000の兵力を誇る今川義元を倒せたのか。
ガチでぶつかり合ったら織田軍が負けるのは必死。
だが織田信長は奇襲により今川義元を討ち取る事で勝利します。
つまり、相手の大将を倒せば勝ちなのです。
そんなわけで、警備が堅い金子を暗殺する為に行動してきた欣(きん)、拓、亜矢の3人組。
欣はこの中でもリーダー的存在で、拓は欣の舎弟。亜矢は欣の恋人という設定です。
実行犯は欣1人ということで、金子を暗殺し前科を持つ事で一人前になるという構想です。
既に欣は金子の周りに4ヶ月間張り付いて常にチャンスをうかがって来ました。
そしてついに金子を狙える時が来ました。
それは明日で逃走経路も確保されて二度とないチャンス。
そんなわけで、今日欣は恋人の亜矢に会おうと彼女の部屋に向かいます。
電話で欣は
「お前が10年間もうセックスはいらん言うくらい一晩中ヒィヒィ言わしたる」
と、やる気マンマンです。
4ヶ月もあっていなかったということでたまっていたのでしょうか…。
10年間会えなくなると言うのは、金子を殺した事での懲役10年ということです。
こういった、ヤクザや詐欺師は懲役することも計画通りというのですから恐ろしいですねぇ。
さて、いざ亜矢の部屋に行ってみるとお腹が膨れていました。
4ヶ月会わないうちに随分太った…というわけでは勿論なく、妊娠9ヶ月なのだそうです。
いつも細心の注意を払って妊娠させないようにしていたらしい欣はショックを受けるのですが、
亜矢「待ってる。この子と一緒に10年でも20年でも待ってるから」
こんなこと云われてしまってはどうしようもありません。
あと今日セクロスできなかったショックもありそうです!
さて欣の読みどおりついに短刀を30cm下に落ろせば金子の息の根を止めるところまできました。
あとは、その短刀を下におろすだけ…。
さあ…どうした。早く殺せ…。何もたもたと…
ここにきて、子供の心配をする欣。結局殺さず逃亡する事になる。
こうなる事が怖かったから、避妊はちゃんとしていたはずなのに…何故…何故…。
下手をしたことで、集英会にも戻れず車での逃亡生活を送る3人。
しかし、ついに金子の手下に見つかってしまい車で逃走するのだが、
運悪く亜矢が産気づいてしまう。このタイミングは悪すぎる。
病院に連れていこうにも、金子は全国規模で系列病院をもっているため、万が一金子系列の病院に
行ってしまった日には亜矢も、お腹の子供も殺されてしまう…
そう危惧した欣は病院に連れて行こうとしないのですが、
拓はどうしても病院に連れていきたいと主張する。
そしてついに本当に生まれそうになり更に言い争いは激しくなり…
拓「頼む、撃たせんといてくれ。俺かて子供を人殺しの子にしたないねん」
ぇ?
え?
え?
それはいったいどういう…(南空ナオミ風に)
詳細キボンという人は是非本誌で衝撃の結末を読んでみてください!!
画像(C) 小畑健 / ジャンプSQ
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