第146話「Distance〜遠くても」
ヒナギク「私は…あなたを裏切ってしまったの…」
始まった…ついに始まった!!
今までなかなか切り出せなくて、云えなかったこと…。
応援すると言いながらハヤテの事を好きになってしまった事。
もし本当にこういうことになったらどうするのでしょうか。
何も云わない?
それも一つの選択肢なのでしょう。
でもその結果、応援している友人を差し置いて彼と親密な関係になってしまったら…
どんな顔でその友人の前に出て行けるというのでしょうか。
最初は本当に応援するつもりだった…。
ただ、いつからか…自分自身もハヤテのことを好きになってしまった…。
それはいったいどういうことか。
マリアさんにそれとなく聞いてみれば「裏切り」と云われてしまったりもしました。
言い出したくない…。
でも、本当の友人だと思っている西沢歩さんには嘘を付きたくない。
だから、ヒナギクはついに…
ヒナギク「私は…ハヤテ君の事がスキ。」
つ…ついに云ったーーーーー!!!!
今まで何度も何度もチャンスはあったはずなのに云えなかったこのワンフレーズ!
最初に言い出そうとした下田温泉の時から少々時間も経ちましたがついに…
凄く誤解を与えそうな表現ですが、間違ってはいませんよねぇ。
ヒナギクが歩に(ハヤテのことが好きだという)告白を!
さあ、後は返事……じゃなかった、歩の反応待ちですが、
歩「え?それだけ?」
ええええ!!
何この反応!?
ま…まあ、これがハヤテのごとく!なんだなぁと思いましたね。
100%シリアスなんてそうそうないんですよこの漫画は!
だからちょっと安心しながら修羅場を楽しみに出来るのかもしれませんねぇ。
それにしても歩は本当に優しい子ですね。
ヒナギクに打ち明けられたというのに、なんだか歩がヒナギクを気遣っている感じです。
この2人を見ていると、歩はヒナギクより随分大人だなぁと思えるんですよねぇ。
別にヒナギクが子供ぽいというわけではないんですが、歩がお姉さんに見えてしまうのです。
さて歩に告白も済んだことだし、これで心置きなくヒナギクはハヤテに告白できますね!
ん?あれ?どうしたんですか?
「自分からスキとか言うなんて…なんか負けた気がして悔しいじゃない。」
「自分から言うなんてあり得ないわ!!そんなの断固お断りよ!!」
なんという負けず嫌い!
というか純粋にはずかしいのでしょうねぇ。
ツンデレ少女が自分から告白なんかしませんもんね!
さてそんな時、外を見れば空いっぱいの花火。
これが前話で咲夜が云っていた、「いいもの」なんですね。
同じ空を見ている。見上げる場所は…それぞれお互い違うけど…今は…同じ空を見ている。
今は…
「今は」が2回繰り返されていましたが、深い意味があるのでしょうか。
ちょっと考えて見ましょう。
あまり接点のない、ヒナハムと咲夜バースディ。
これを同時進行させて、最終的な接点がこの花火のシーン。
だとしたら、この何気ない花火のシーンが重大な要素を含んでいるのではないか。
そう考えると、「今は同じ空を見ている」のフレーズはとても貴重なもののはず。
流石にハヤテで死亡フラグはないと考えると、
誰かが同じ花火が見られる距離にいられなくなる…。
つまり…引越しフラグ!じゃないのか!
とか
真面目に考えていたら…
作者の都合上無理やり入れただけみたい!
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画像(C) 畑 健二郎 / 週刊少年サンデー
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