第三話 邪魔者
今日も仕事前に花凛に会いに来た来栖。
しかし、見慣れた場所にいたのはおばさんや花凛ではなくバイトの女子高生だった。
初めてというわりにはちゃんと接客が出来ていてよかったのですが、
事態を把握できていない来栖は、
いきなり喧嘩売ってました!
その後も「バケモノみてぇな目玉しやがって誰だてめぇ あ?」と、云いたい放題しちゃう来栖に
流石の女の子もキレちゃっていました。
バイトの初日でこんなDQN客来るなんてついてないですね!
そんなわけで口論になっちゃうのですが、そこにやってきた来栖の愛娘花凛。
いきなりデレモードに入る来栖に花凛のお叱りが入ります!
「女の子にいじわるしちゃだめっていつもいってるでしょ!!」
……
いつも云われているんですか!?
デレデレしすぎで、父親の威厳もあったもんじゃありませんね。
それどころか立場が逆転しているような…。
今回は「とある組織」からの極秘依頼。
標的は国際指名手配だというのに、「逮捕すると国際問題」になってしまうような人物。
国際指名手配なのに逮捕すると国際問題!?
よくわかりませんが、かなりの大物みたいですね。
さて、偶然駅で来栖を見かけたバイトの女の子『愛莉』。
「仕事」のはずの来栖がホテルに入っていくのを見かけて色々と想像しています。
出張ホスト…男デリヘル…(仕事というのは嘘で)愛人!?
うーん、女子高生が「ホテル」にもつイメージってそういう系なんですね。
高校一年生で好奇心旺盛の愛莉は、来栖の仕事を暴くべく尾行を開始するが
簡単に見つかってしまいます。やはりプロの殺し屋は違いますね!
しかし、見つかった後も付きまとってくる彼女をうざく思った来栖は、
素手で彼女のおでこを触って、ほんの少し運を奪います。
来栖は「こける程度」だと思っていたのですが、この事が後に面倒なことになりました。
こんな面倒な事に…。
もっともこの事が来栖が運を奪ったせいだとは言い切れないのですが、どうなのでしょうか。
来栖は自分のせいだとは思ってはいないようで、愛莉自身の問題だと思っていました。
「まさか花凛と同じで生まれつき運がないのか」
「いや…だったらあの歳まで無事に生きられるはずがない」
天然なのか、どじっ娘なのか!?
この世界の設定では、人間は自ら運を作り出す事ができる。しかし運が切れたら死にいたる。
来栖の娘『花梨』は自ら運を作り出すことができず、来栖のように人から運を奪えない。
しかし来栖からのみ運を吸い取る事ができる。
愛莉は普通の人間だと思われますが、今回の件でどうも「運が人より少ない」可能性があります。
可能性としては、
→ 自ら運を作り出すことが出来るが、常人よりそれが劣っている
→ 実は、花凛から運を吸われていた
等が考えられると思われますがいかがでしょうか。
今回の話の終わりをみると、愛莉は1話使い捨てキャラではなくレギュラーキャラに
なるみたいですし、何かしら特殊な人間の可能性は大きいと思います。
来栖の仕事の一部始終を見ていた愛莉がたどり着いた結論。
流石に人質がいるのであまり余裕がなかった来栖は「さすがにばれるか…」と思っていました。
その発想はなかったw
手で標的の口から運を奪っていた来栖が、
愛莉の視点からだとキスしているように見えたらしいのです。
まあ確かに銃を持っている標的を掴んだあとは、のほほんと引き返した来栖を見ただけでは
殺し屋とは思えないですよねぇ。
さて、ようやく仕事も終わり愛しの花凛の下に帰る来栖。
しかし!彼女の口からとんでもない言葉が発せられました!
愛莉自重しろ!
そんなわけで、愛莉もレギュラーメンバーになるようです。
一体彼女はどういった人間なのか(運に関して)が今後注目するべき事項だと思います。
画像(C) かずはじめ / ジャンプSQ
ジャンプ SQ. (スクエア) 2008年 02月号 [雑誌] | |
集英社 2008-01-04 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |