東方儚月抄 −Silent Sinner in Blue− 第2話
「意識を取り戻した妖怪兎」
と書かれていましたが、彼女は妖怪ではない。
おそらく霊夢が妖怪と勘違いしたということだろう。
そう…霊夢は昨夜「光る羽衣」と「月の兎」を見つけたので家において置いたのだ。
光る羽衣は、月と地上を行き来する重要なものらしい。
月の兎…彼女は怪しまれないように、地上の兎の格好をしていたのだが
霊夢に「妖怪」呼ばわりされてしょんぼりがっかり(ノ∀`)
2人の会話から少し今、月で何が起きているのかが見えてきました。
××様(地上の人間には発音できない)→地上では、嫦娥(じょうが)と呼ばれている。
嫦娥という人物は、不死の薬を飲んで今でも月に幽閉されている実在の人物である。
不死の薬は月では禁忌であり重罪にあたる。
だから、輝夜は月を追われ地上に隠れながら生活をしているのだ。
月の兎は、地上に来るときに正体がばれないようにする。
だから今回霊夢が見つけた兎も地上の兎に化けようとしていた。
さて、問題は姿形だけではなく名前も地上の名前にすることがあるということだ。
例えば、「うどんげ」こと「鈴仙・優曇華院・イナバ」という名前は地上名で
本当の名前は「レイセン」という。
そして、今回当人の「八意 栄琳(やごころえいりん)」なのだが
彼女の本当の名前は「八意××」なのだという。また地上の人には発音できないものなのでしょうか?
先ほども書きましたが、不死の薬は月ではご法度なのです。
嫦娥なる人物が飲んだ薬も
とある月のお姫様(蓬莱山 輝夜)の薬も作ったのは、栄琳なのだ。
栄琳が作った不死の薬を『蓬莱の薬』と云うのだが、
人間でありながらそれを飲んでしまった為に不幸にも不死になってしまった人物がいる。
それが、「藤原 妹紅(ふじわらのもこう)」。彼女の出番を待っている私がいたりします…w
普通に訳せば、「宇宙ごみ」。(人工衛星の残骸等)
東方の世界において、地上人はともかく月の民は地上に来る術をもっているので
その通行時に起きた事故の残骸ということなのでしょうか。
詳細は不明です。
月の都を忘れられない兎は匿えないとして、月に送り返す栄琳なのだが
この兎に封書を綿月なる人物のもとへ届けることを提案する。
「綿月」の名前を見て月の兎は仰天する。
兎によると『ずっと昔から地上と月を繋ぐ者たちのリーダー』であり
自分みたいなただの兎にはお会いすることができないというのだ。
更に、栄琳が月の侵略を企てているのではないかという噂も出回っている為
渡すのは更に困難だというのだが…
栄琳「大丈夫 むしろ好都合だわ」
封書には今起きている現実とこれから起こるであろう未来が書かれているらしい。
これを渡す役割を果たせば、この兎が月から逃げてきた罪も帳消しになるであろうという
栄琳の計らい。
『えーりん えーりん 助けてえーりん』と云えばきっと栄琳が助けてくれる!
しかし問題は…
問題は、この兎が無事に綿月にこの封書を届けられるかどうかにあるみたいですねぇ。
画像:(C)一迅社
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